視力と錯覚

【視力】

視力

ラジコンフライヤーなら特に気になる物の見え方、視力ですが、視力とは物の形や存在を見分ける眼の能力の事をいいます。
ある一定の大きさの物体が、明瞭に見分けられる距離が遠ければ、遠い程、その眼の視力が良いと言うことです。

 top_img03直径 7.5mm
幅  1.5mm
距離 5m
識別出来た場合
日本ではランドルト環が採用されています。
この単位の視標は環の直径7.5mm.太さと切れ目の巾が
各々1.5mmの寸法になっています。この大きさのランドルト
環を5mの距離から見ると、環の切れ目は1分
(1°の60分の1)の視角になって眼に入ります。
この切れ目を5mの距離で識別できたなら、その眼の視力は
1.0となります。
 ランドルト環 (上図)
隣り合った二つの点を、別々の点として見分けることができる能力として測定します。
視力 1.0
【参考】

気象条件、色等あらゆる条件により異なりますが単純に視角角度だけによる視力と距離との関係を模型飛行機に置き換えた場合以下のようになります。

視力を基準に飛行機の胴幅が確認できる距離

左図解説

主翼2m 胴体の幅40cmと仮定
胴体の幅が確認できる距離

主翼が2m 胴体の幅が40cmの飛行機と仮定した場合】

●視力1.5の人は2,000m離れた距離からでも胴体の幅が確認が出来る
●視力0.1の人は133mの距離までしか胴体の幅が確認出来ない。

image1視力距離
1.52,000m
1.01,333m
0.5666m
0.1133m

 

距離を基準に飛行機の胴幅が確認できる距離

左図解説

視力100m300m
  • 視力1.5の人は100m離れた場合、翼長10cm
    胴幅2cmの飛行機を確認できるということです
  • 視力0.1の人は100m離れた場合、翼長150cm
    胴幅30cmの飛行機を確認できるということです
  • 視力1.5の人は300m離れた場合、翼長30cm
    胴幅6cmの飛行機を確認できるということです
  • 視力0.1の人は300m離れた場合、翼長450cm
    胴幅90cmの飛行機を確認できるということです
1.5翼長 10cm
水平 2cm
翼長 30cm
水平 6cm
1.0翼長 15cm
水平 3cm
翼長 45cm
水平 9cm
0.5翼長 30cm
水平 6cm
翼長 90cm
水平 18cm
0.1翼長 150cm
水平 30cm
翼長 450cm
水平 90cm

※あくまで計算上の見え方と距離との関係です

錯覚

色の錯覚 Ⅰ

自然に見ている物の形、色、大きさ、運動が現実と違って見えた事は有りませんか?
ここでは、いくつかの錯覚の例を取り上げていきたいと思いますます。

●飛行機を製作、デザインする時
●飛行機を飛ばす時、何かヒントになれば幸いです。

 

 

iro_sakkaku

①と② Aの部分はどちらが濃い色に見えますか?

(答えは同じ大きさです。)

濃い色の隣りにある色は本来より明るく、明るい色の隣にある色は本来より
暗く感じる性質を持つために起こる色の錯覚です。
●飛行機をデザインする場合のご参考にしていただければ幸いです。

 

 

大きさの錯覚

図形の大きさは回りの物に影響されてしまう錯覚。
sakkkaku_02

③と④ 中心の円はどちらが大きく見えますか?

(答えは同じ大きさです。)

sakkkaku_03
⑤と⑥ どちらの飛行機が大きく見えますか?
 
(答えは同じ大きさです。)
同じ大きさでも、隣接する物によって大きさが違って見えてしまいます。
「大きい」「小さい」と言う感覚はまわりの物との関係に影響されるため案外あてにならないものです。
●家の中では大きい飛行機も飛行場に持って行くと「こんなに小さかったのかな?」こんな事を感じた人はいませんか?

 

色の錯覚 Ⅱ

image

青色の飛行機に比べて赤色の飛行機の方が手前に見えませんか?
物体は位置により遠い近いを感じますが、色によってもそれを感じます。
青色は実際より遠くに感じる色の代表です。

青い飛行機が遠くに見えてしまうのはその為でしょうか?
ラジコン機は赤を上手に使ったデザインが多いですね。

 

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